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  • 執筆者の写真亮 椎名

感動のポイント

みなさん、こんにちは。椎名です。

ラジオ・東京FMに歌手の平原綾香さんがパーソナリティを務める 「平原綾香のヒーリング・ヴィーナス」というラジオ番組があります。

その番組の「公開録音&ミニコンサート」に以前参加したことがあります。 今日はその時の話を書いてみたいと思います。

公開録音は渋谷の「マウントレーニアホール」という会場で行われました。 収容人数は300人なので、小さめのホールです。 その舞台で平原綾香さんとケミストリーの堂珍嘉邦さんが対談をし、歌を歌うというものでした。

平原綾香さんの曲をよく聴いていた私としては、初めて生で歌声を聴けて感動でした。 小さい会場なので、すぐ目の前に平原さんがいるというその存在の近さも感動です。

そんな中、そのライブ会場で、最前列にいる一人の男性が目に付きました。 年齢は40代から50代くらいの方だったでしょうか。スーツ姿で体格は結構がっちりとしていました。 ぱっと見たら「いかつい」と言ってもいい雰囲気の男性だったと思います。

その人は平原さんのかなりのファンなのか、平原さんが歌っている時には目をつむりながらリズムに合わせて体をゆったりと動かし、なんとも幸せそうな表情で曲を聞いていました。 いかついとも言える顔つき体つきの人でしたが、ステージ上の平原さんを見上げる時の表情はとても穏やかでした。

「ああ、すごいな平原さんの歌は・・あの男性をあんなにも喜ばせているんだ。 あの人はまるで女神様でも見ているように穏やかで幸せそうじゃないか・・・なんだかいい光景だな。」 そんな風に思いました。

私も平原さんの歌が好きで聴いていたので、その男性と自分が重なったとでもいうのでしょうか、 その当時は色々と思い悩むこともあったので感傷的だったのでしょうか、 「歌う平原さんとその歌を楽しむ男性の姿」を同時に見ていると、だんだんと感動を覚え自分の目にうっすらと涙が出てきました。 なんとも変な話かもしれませんが、「人が人を感動させている姿に感動した」のです。 とても良い時間でした。

この話はもう5年ほど前の話です。 しかし、それ以降平原さんをテレビで見るたびにその時のその爽やかな感動が いつも私の中で思い出されます。

先月、椎名亮 整体院のお客様であるソプラノ歌手の清水紫(しみずむらさき)さんの 大通「ルーテル・ホール」でのコンサートに行ってきました。

清水紫さんは「北海道ゆかりの人物を歌う(ご自身の作詞作曲)」「オペラアリア」「日本の叙情歌」と様々な曲を歌われていました。ステージ上で歌手としての姿を初めて見る私としては「おお~!」と驚きです。

コンサートが進んでいく中で、前列の方で年配の女性が目をつむって楽しそうに、鼻歌でも歌うようにしながら歌に合わせて曲にのっている姿が見えました。それを見た私は、 「ああ、あの時の男性みたいだ。確かに自分もあの女性のようにリズムに乗りたくなるような曲だ。 すごいな、清水さん。すごいな歌っていうものは」と思いました。 そしてそう思った時には、また目にすっと涙が浮かんできました。どうも感動ポイントとして、そういった光景に私は弱くなっているようです。

感動を覚えるポイントというものは人それぞれに違い、さらには年代や今まで生きてきた境遇によっても変わってくるものかと思います。 ただ、私の話で言えば私はこうした「人が人の何かに感動している」という状況がポイントのようになっている気がします。

・・・私の場合は単純に年齢を重ねてきて、涙腺が緩んできただけでしょうか(笑)

私も私の施術や、それ以外の何かで人に感動を与えられるようなことができれば良いなと思いますね。

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